■1. 読もうと思ったきっかけ
- 「ゴール期待値」を何となくしか知らなったので、より詳細を知れるのではという期待から。
- 著書の経歴から
- James Tippett(ジェームズ・ティペット)
- OddscheckerおよびWhoScoredにてスポーツ・パートナーシップ・マネージャーを務める。
- 以前はブレントフォードのオーナー、マシュー・ベンハムが設立したスポーツベッティングのデータ分析会社Smartoddsにて、サッカーアナリストとして活躍。
- James Tippett(ジェームズ・ティペット)
■2. 印象に残った内容
- 「xG」はシュートを打つプレイヤー個人の能力は対象外
- P.229、ブレントフォードのコーナーキックの考え方。アタッキングサードにFPの10人全てを新入させている。その裏付けも見事。データがそうであればそうするよね。
■3. 気になった一文
P.75)至近距離で立て続けにシュートを2本打った場合、ゴール期待値は2本分の合計ではない。
- 「1度のプレーで2点入ることが無いから。」と書かれていて納得した。
P.104)小柄なダビデが巨人のゴリアテを倒そうとするなら違った武器を選ぶ必要がある。それがデータ分析であり組織改革であった。
- ブレントフォード躍進のキモはこれ。後で出てくるが監督の戦績評価も実際の勝ち負けではなく、ゴール期待値から求められた勝敗の勝ち点積み上げをベースにしていたから驚きだった。
P.204)クロスは難しい:クロスからのシュートは、グラウンドのパス、スルーバス、ドリブルから生み出されたシュートよりも得点になりにくい。
- 意外だった。クロスを上げるシーンはサッカーでよく見るため。よく見るからこそ確率が低いのかもしれない。クロス=ロングパスとそこまで変わらないしな。
P.207)プレミアリーグの場合ペナルティエリア外からのシュートのxgはシーズン平均で0.03だったのに対し、ゴールエリア内からのXGは0.36だった。つまり後者のほうが12倍も価値がある
- ゴール期待値を上げる秘策がこのようにデータに潜んでいるのがわかる。
P.229)監督のトーマス・フランクはこう断言している「リスクが高いという人もいるだろう。だがリスクを起こさないというのはそれもまたリスクの一つなんだ。」
- この発言から更にトーマス・フランクのファンになった。是非トッテナムをエモーショナルなチームにしてほしい。
■4. 知らなかった言葉
- xGOT(Expected Goals On Target)
- 枠内ゴール期待値
- 枠内シュートに限定し、シュートがどこに着弾したかとxGを組み合わせたもの。
- この数値があればシュートストップレベルが高いキーパーは割り出せるだろう。
- SGA(Shootng Goal Added)
- シュート得点追加
- xG - xGOT
- SGAが高い選手はシュートが上手い